FC2ブログ

ジャンル関係なしな本の感想とか。まったり更新中。オススメの本がありましたら是非教えてください!

  本を読むヒトのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 漫画(一般) > 「トーマの心臓」  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「トーマの心臓」

2008 - 01/15 [Tue] - 16:20

著者:萩尾望都

【あらすじ】
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。



【感想】★★★★★
傑作だとは聞いていたけれど、読んだことはありませんでした。

私の初・萩尾作品は学生時代に読んだ『残酷な神が支配する』でした。
これも傑作です。

なぜこの作品を読んでいなかったのか、今はもっと早く読んでいればよかったと後悔しています。そして、この作品を読めたことを感謝しています。
それくらい素晴らしかった。

トーマという少年の死をきっかけにお話が進んでいくのですが、トーマの一途で純粋な愛にとても切なくなりました。

それぞれの登場人物が過去になんらかの傷をかかえていて、それはどれもどんな人にも生きていく中では一度は味わうことがあるかもしれないと思うような出来事で傷です。(ここまで極端化は別として)
その中で、トーマという少年だけがとても天使のように真白な存在として描かれています。
実際には、トーマの思惑もあるわけでエゴもあり、すべてが真白なわけではないのだけれど、やっぱり彼自身はとても健気で美しい存在だったような気がします。

大人の考えとしては、短絡的とも思えなくもないトーマの死。
子供(無垢)だからこそ選べたのでことなのではないでしょうか。
大人だったら、周囲の自分の愛する(愛してくれる)人たちのことを考えたら、この死は選べないような気がしました。

けれども、その純粋な愛に、切なさとあたたかさを感じずにはいられません。
三浦綾子さんの『塩狩峠』を読んだときも感じたものですが、汚れのない魂・信念ほど強く激しく悲しいものはないのだと感じました。そして少し怖い。

私には到底まねできないような行為ですが、これほどまでに真摯でいられたら、生き方が変わってくるのかもしれない。
萩尾先生の死と再生がテーマとなっている作品はとても奥が深い。こんな作品がもっと増えることを切に願います。
殿堂入りです。
読み手それぞれに感じ方は違うかもしれないけれど、これは傑作だと断言できる作品です。



スポンサーサイト

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Profile

hana*

Author:hana*
BL大好き!な10年超え腐女子です。最近、主腐になりました。
一般を含め重度の漫画・活字中毒。
細々と続けられたらいいな。

※リンク・TB大歓迎ですv
※コメ/TBはスパムが多いので承認後表示に
  しています。


ポチって頂けるとと更新の糧になります!

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent TrackBack

Counter


いつもありがとうございます!

Archive

Calendar

10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Search

Rating

基本、ネタばれなし。(希望)
感想は追記以下に記載します。

【評価基準】
★(…)
★★(微妙)
★★★(普通~なかなか良い)
★★★★(よかった)
★★★★★(すごく好き)←殿堂

※★3は若干の幅があります。
 感想の雰囲気で察してください・・・。

BlogRanking

FC2ブログランキング

人気ブログランキング

ブログ王
辺境過ぎるのでランキング参加。
気が向いたらポチってくださいなv

BlogPeople

Links

MailForm

メアド入力したくない方はaaa@aaa.co.jpと入力してください。メアドありの方は直接返信、ない方はブログ内でお返事します。

名前:
メール:
件名:
本文:


お気軽にどうぞ

RSS

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。